■臨床へのかかわり強めて
ここ数年来、“クリニカルファーマシーからファーマシューテイカルケアへ”という言葉がさかんに聞かれるようになり、薬剤師の臨床へのかかわりが、従来にも増して広く求められるようになってきました。
薬剤師が直接、ベッドサイドで服薬指導(薬剤管理指導業務承認病院は03年4月現在で8病院)するのをはじめ、地域にでかけ、患者さんの病気を「生活と労働の場」でとらえ、それを服薬指導に生かすなど、患者さんの立場に立ち、より有効で安全な薬物療法をめざしています。
また、外来患者さんに対しては、薬歴に基づく服薬指導を行い、気になる患者さんを訪問して服薬状況を確認したり、糖尿病、高血圧やリウマチなどの専門外来で、慢性疾患グループに所属し、患者学習会での講師活動などを通じて、その専門性を発揮しています。

■チーム医療の実績/病棟カンファレンス
民医連の病院では一人ひとりの患者さんについて、医師をはじめ各職種がそれぞれの立場から治療にかかわり、民主的なチーム医療を実践しています。
薬剤師も病棟や外来のカンファレンス、症例検討会にチームの一員として参加し、自分たちの知識や技術を薬物療法に生かしています。

■信頼される技術/注射剤調製
心臓血管外科手術には高度な医療技術が要求されます。心筋保護液の調製などに薬剤師の専門性を発拝しています。
●薬には正しい情報が不可欠です
DI・副作用モニター活動
医師や看護婦からの質問には、すみやかに文献を調査し、回答活動をおこない、大きな信頼を得ています。
また、臨床の場でおきた副作用の情報を収集して、同じ患者さんに、同じ副作用を二度と繰り返さないために、医師へその情報を伝達します。民医連の副作用情報収集システムはすすんでおり、厚生省の副作用モニター制度の中でも、大きな役割をはたしています。

調査・研究活動
より有効で安全な薬物療法をめざし、新薬評価、薬物使用後評価(DUE)、薬物血中濃度解析(TDM)に力を入れています。これらの調査研究活動のまとめを、毎年開催される北海道民医連技術系学術集談会や日本薬学会など各種学会で発表しています。