震災発生直後より、北海道勤医協では、被災地支援のため全日本民医連と北海道民医連からの要請や指示のもと、様々な活動を行っています。
特に、大船渡市、塩釜市への医療支援については、6月までに左図の通りのべ220人の支援を出し、医療機能の維持と保健衛生の維持に取り組みました。
その後も、後かたづけなどの生活再建支援を含め、可能な方法を検討し、実施しています。第一陣7月29日から8月1日、第二陣8月26日から8月29日と、職員有志による生活・復旧活動ボランティアを応援しました。これには22名の職員が石巻市での活動に参加しています。
8月1日から9月19日まで、原発事故の被害が残る、福島県福島市、郡山市の二つの病院に看護師支援として8名の看護師を派遣しました。現地では被爆を避けるために、県外に出る人も少なくない中、医療機能維持のために、残る職員、子どもを避難させ別れて暮らす職員がいます。夏休み期間を中心に、安心して休み、子どもと過ごしてもらおうと、看護師支援が行われたものです。
2012年に入り、引き続き、医師、看護体制が困難になっている福島の病院に支援を続けています。また、安全な北海道の食料を福島で医療現場を守る仲間に贈ろう、という支援も、札幌と近隣にある民医連の福祉事業所、介護事業所、医療関連の薬・物品を取り扱う法人と協力して、職員カンパで実施しています。
■北海道へ避難されている方への支援も重視しています。医療費や保険証を心配しないで、どうか、医療機関へご相談下さい。北海道勤医協では、医療はもとより、生活や悩み事などの相談にも応じています。
■募金のご報告と引き続きのお願い
北海道勤医協では募金を呼びかけています。6月末日現在、
職員から9,324,108円、皆様から4,705,420円の募金が寄せられました。
すでに合計の14,029,528円を北海道民医連、苫小牧市医師会等を通じて被災地で役立てるように送金しました。皆様のご理解とご協力に心からお礼を申し上げます。
募金はその後も続き、9月末現在、さらに400,721円の募金が寄せられました。募金の総額は14,430,249円になりました。被災地の支援に役立てます。
なお、皆様からの募金は引き続き呼びかけていく方針です。ご協力をお願いいたします。