北海道勤医協では、生活の困窮などで医療費の支払いが困難な方に、申請に基づき、生活の実情を相談の上、医療費の自己負担分の減額や免除、無料診療を行う、無料低額診療制度を実施しています。
北海道勤医協では、無料低額診療制度を、必要な方に利用していただくための制度の改善を検討しています。その一つとして、7月1日から、申請された方の相談において、就学援助を受けておられる児童、生徒の家庭については、就学援助決定通知書の提示をいただくことで、無料低額診療を適用することといたしました。
これまで制度の適用の判断では、収入を証明する書類の提示や、生活状況についての細かな聞き取りをお願いしていました。これについて、「実際の適用基準がわかりにくい」、「適用になるのか不安」などの声をいただいていました。
今回、従来の収入を基準とした適用条件のほか、子どもさんが就学援助を受けられている世帯についても、適用することとしました。ご不安に対して一部ではありますが、改善できるものと考えています。適用になる範囲は、就学援助世帯の世帯構成員全員です。
この間、学校等での病気やけがに際し、経済的な理由で医療機関への受診に困難を伴う事例が見られました。今回の措置は、就学援助世帯を無料低額診療の対象と明記したことで。学校の先生方とも連携し、児童生徒に必要な医療や治療を滞ることなく提供できる一助にもなるのではないかと考えています。
北海道勤医協は、病気やけがで医療を受けることを躊躇する社会を放置してはならないと考えています。それが憲法が定める人権の内容ではないでしょうか。
無料低額診療制度は、そのための取り組みの一つです。これからも、必要な方に利用いただけるよう取り組んでまいります。受診を我慢せず、ぜひ、窓口にお声掛けくださいますようお願いいたします。
■北海道勤医協では、無料低額診療制度のご案内として、各種会合や会議へ、出張説明にうかがっています。医療福祉現場の皆様、教育現場の皆様、町内会、老人クラブ、各種グループや団体の皆様。お気軽にお呼びくださいますようお願いいたします。