公益社団法人北海道勤労者医療協会
北海道勤医協の病院 北海道勤医協の診療所 老人保健施設・看護学校


■役割 綱領

 私たちは、医療機関として、時々の社会や医療の動きのなかで、毎年、社員総会で具体的な方針を決め活動しています。方針を定めるにあたって、根本方針を「綱領」という文書にまとめ指針にしています。

 「綱領」の決定は1962年のことですが、こうした基本文書を広くみなさまに宣言する医療機関は、当時は珍しい事でした。医療機関にとって「綱領」という言葉はなじみが薄いかもしれませんが、会社でいう社訓、社是と同じものです。
 最近では、他の病院でも誓い、宣言などとして掲げることが普通になっています。

北海道勤労者医療協会綱領

 われわれの病院、診療所は、戦前の無産者診療所の伝統と経験をうけついだ、働くひとびとの医療機関である。

一、われわれは、患者の立場にたって、親切でよい診療をおこない、力をあわせて働くひとびとの生命と健康をまもる。
一、われわれは、つねに学問の自由を尊重し、あたらしい医学の成果に学び、国際交流をはかり、たゆみなく医療内容の充実と向上につとめる。
一、われわれは、社員、職員が一体となって地域、職域のひとびととともに、生活と健康を守る運動をすすめる。
一、われわれは、国と資本家の全額負担による総合的な社会保障制度の確立と医療制度の民主化のためにたたかう。
一、われわれは、人類の生命と健康を破壊する戦争政策に反対する。

 この目標を実現するために、われわれは、たがいに団結をかため、医療戦線を統一し、独立、民主、平和、中立、生活向上をめざすすべての民主勢力と手を結んで活動する。



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